敏感肌の人必見!ニキビを防ぐための正しいケアと知識

ニキビケアに有効な化粧品を使いたいものの、刺激が強い化粧品を使うと肌がヒリヒリ……。「ニキビケアをしたら、かえってニキビが増えてしまった!」という経験がある方もいるかもしれません。

この記事では、敏感肌にニキビができやすい理由から正しい洗顔方法、肌にやさしい化粧水の選び方まで徹底解説します。

今日から変えられる生活習慣のポイントもご紹介するので、体の内側・外側の両面からのケアで肌荒れを防いでいきましょう。

 


目次

1. なぜ敏感肌はニキビができやすいの?その関係を解説

1.1 敏感肌と肌バリアの関係
1.2 刺激や乾燥がニキビを悪化させる仕組み

2. 皮脂や角質のバランスの乱れが原因

2.1間違ったケアがニキビを招くケース

3. 敏感肌でも安心!ニキビを防ぐ正しい洗顔法

3.1 洗顔前の準備:肌を守る基本ルール
3.2 やさしい洗顔料の選び方
3.3 正しい洗顔ステップ
3.4 洗顔後の保湿ケアでニキビを防ぐ 3.5 洗顔で避けたいNG習慣

4. 敏感肌でもできる!ニキビを防ぐスキンケアの基本ポイント

4.1 肌にやさしい化粧品の選び方
4.2 保湿で肌バリアを守る
4.3 避けたいスキンケア習慣

5. 敏感肌を守るクレンジング成分とおすすめアイテム

5.1 食生活の見直しで肌環境を整える
5.2 睡眠と生活リズムを整える
5.3 ストレスをためない工夫
5.4 運動で血流を促し肌を健やかに
5.5 敏感肌に負担をかけない日常習慣

6. 敏感肌でも安心!ニキビを治すためのおすすめ治療法

6.1 市販でできる敏感肌向けニキビケア
6.2 皮膚科で受けられる治療法
6.3 敏感肌でも注意したい治療のポイント
6.4 症状に合わせた治療の選び方

7. 迷ったらこれ!FFASの毎日使えるスキンケアセット

 

1. なぜ敏感肌はニキビができやすいの?その関係を解説

なぜ敏感肌はニキビができやすいの?その関係を解説

まずは、なぜ敏感肌にニキビができやすいのか、その理由を解説していきます。

 

1.1 敏感肌と肌バリアの関係

敏感肌になってしまう理由のひとつに「肌のバリア機能の低下」が挙げられます。

肌のバリア機能とは、外部刺激から肌を守り、内部の水分を保持する角質層の働きのこと。バリア機能が弱まる原因には、主に以下のようなものがあります。
 

原因 詳細
生まれつきの体質 遺伝的に角質層が薄い、セラミドが少ないなど
生活習慣の乱れ 栄養の偏り、睡眠不足、ストレス過多など
環境の変化 春の花粉、夏の紫外線、秋の温度差、冬の乾燥など
誤ったスキンケア 強く擦る、洗浄力の高い洗顔料を使うなど

これらの原因によりバリア機能が弱まった肌は、外からの刺激を受けやすいだけでなく、肌内部の水分も蒸発しやすい状態です。

この状態が続くと、肌は「乾燥から身を守らなくては」と皮脂を過剰に分泌します。出すぎた皮脂が毛穴に詰ることで、敏感肌にもニキビができやすくなってしまうのです。

 

1.2 刺激や乾燥がニキビを悪化させる仕組み

摩擦や紫外線などの「刺激」は、敏感肌のニキビを悪化させることがあります。

刺激を受けた肌は、刺激を受けるたびに小さな炎症を繰り返します。毛穴のまわりで炎症が起こると、毛穴の出口が狭くなったり角質が厚くなったりして、通常より皮脂が詰まりやすくなるのです。

また、季節の変わり目やエアコンなどによる「乾燥」も、敏感肌のニキビを悪化させる要因になります。乾燥から身を守るために皮脂を過剰分泌させ、毛穴が詰まることでニキビができやすくなるのです。

 

2. 皮脂や角質のバランスの乱れが原因

皮脂の分泌量は、角質の生まれ変わりである「ターンオーバー」に大きく影響しています。

肌のターンオーバーとは、皮膚の奥の新しい細胞が押し上がり、表面の古い角質を剥がし落とす「肌の新陳代謝」のこと。適切なターンオーバーにより古い角質や蓄積したメラニンなどが剥がれ落ちることで、肌荒れやくすみの予防につながっています。

このターンオーバーを支えるひとつの要因が「皮脂」です。皮脂と汗が混ざり合った「皮脂膜」には、肌にやさしい“天然のクリーム”としての役割があります。

皮脂膜には肌のうるおいを閉じ込める作用があるため、少なすぎると肌が乾燥して、ターンオーバが乱れやすくなります。皮脂は、多すぎても少なすぎてもバランスが悪いのです。

 

2.1 間違ったケアがニキビを招くケース

「ニキビケアをがんばっているのに、一向によくならない……」と悩むときは、もしかしたら間違ったケア方法を取り入れてしまっているかもしれません。

たとえば、以下のような潰す・乾燥させる・メイクで隠すなどの習慣は、ニキビを悪化させる要因になり得ます。

 

間違ったニキビケア 肌への影響
ニキビを潰す 毛穴が傷ついたり皮膚内部に細菌が入り込んだりして、炎症や色素沈着(ニキビ跡)が起きやすい
肌を乾燥させる 肌の乾燥とともにバリア機能が低下して、皮脂の過剰分泌や肌荒れが起きやすくなる
厚いメイクで隠す メイク製品の油分が毛穴に詰まり、肌が炎症してニキビができやすくなる
洗浄力の強い化粧品を使う ターンオーバーに必要な皮脂まで奪ってしまい、肌の乾燥やバリア機能の低下を招く

敏感肌の方がやりがちなのが、肌になるべく触れない「乾燥させるケア」です。

肌の乾燥はバリア機能の低下を招き、ニキビを悪化させる原因になります。乳液やクリームをつけない(または減らす)という選択もなるべく避け、十分に保湿をしましょう。

 

2.2 男性の肌の特徴と傾向

男性の肌は皮脂が多く、水分量が少ない“インナードライ”状態になりやすいです。

さらに、毎日の髭剃りによる刺激や、紫外線の影響も受けやすいため、赤み・炎症を起こしやすい環境にあります。

男性の赤ら顔対策では、「皮脂バランスを整えつつ、うるおいを与える」ケアがカギ。過度な洗顔を避け、保湿をしっかり行うことで、健やかな肌環境をサポートできます。
 

3. 敏感肌でも安心!ニキビを防ぐ正しい洗顔法

ここでは、敏感肌のための正しい洗顔方法をご紹介します。敏感肌のニキビに悩む方は参考にしながら、毎日のスキンケアに取り入れてみてください。
 

3.1 洗顔前の準備:肌を守る基本ルール

洗顔には、以下4つの「肌を守る基本ルール」があります。

  • 前髪や横髪をまとめる
  • 清潔な手で洗う
  • 32〜34℃くらいのぬるま湯で洗う
  • 清潔なタオルで拭く

髪の毛が顔にかかったまま洗顔をすると、すすぎ残しの洗顔料が肌への刺激となることがあります。雑菌が顔に広がらないように、清潔な手で洗うことも大切です。

また、熱すぎるお湯は肌に必要な皮脂まで奪いかねないため、お湯の温度は「少しぬるいかな?」と思う32〜34℃くらいが理想的です。

すすぎのあとは清潔なタオルや使い捨てフェイシャルタオルを使い、肌に雑菌が移らないようにしましょう。

 

3.2 やさしい洗顔料の選び方

敏感肌の方は、肌への刺激が少ない“やさしい洗顔料”を選ぶことが欠かせません。刺激の強い洗顔料は肌のバリア機能を破壊し、敏感肌やニキビを悪化させる原因になることがあります。

肌にやさしい洗顔料かどうか見極めるポイントは以下の5つです。
 

ポイント 詳細
低刺激処方 「敏感肌用」や「低刺激処方」と記載があるものは、刺激が少なく肌にやさしい製品が多い
無香料・無着色 合成の香料や着色料は肌への刺激となる場合があるため、なるべく避ける
弱酸性(または中性) 弱酸性は健康な肌のpH値に近く、刺激が少ない
保湿成分配合 セラミド・ヒアルロン酸・グリセリンなどの保湿成分が入っていると、洗いながら肌のうるおいを守りやすい
泡立ちがよい 濃密な泡がクッションになり、肌への摩擦を防ぎやすい

これらにひとつでも多く当てはまる洗顔料は、肌への刺激が少ない“やさしい洗顔料”といえます。

さらに「パッチテスト済み」や「アレルギーテスト済み」と表示のあるものだと、敏感肌の方でも肌荒れや炎症を起こす可能性が低いでしょう。(※すべての方に皮膚刺激が起こらないということではありません)

 

3.3 正しい洗顔ステップ

肌への刺激が少ない洗顔料を選んだら、以下の5ステップでやさしく洗顔しましょう。

ステップ1:洗顔料をしっかり泡立てる

洗顔料を手のひらに取り、少量の水を加えながらしっかりと泡立てます。

手のひらを逆さにしても崩れにくい、弾力のある泡が理想的です。泡立てネットを使うと、簡単に濃密な泡をつくれます。

泡が肌とのクッションになることで、擦れによる刺激を防げるでしょう。

 

ステップ2:Tゾーンから洗い始める

つくった泡を、まずは皮脂の多いTゾーン(額と鼻)からのせます。

泡を転がすように、指の腹でやさしく円を描くように洗いましょう。

泡が汚れを吸着してくれるので、指で肌を直接触ったり、ゴシゴシと擦ったりする必要はありません。

 

ステップ3:頬やフェイスラインを洗う

Tゾーンの次は、頬、あご、フェイスラインに泡を広げていきます。

この部分は皮脂が少なく乾燥しやすいため、さっと泡をのせる程度で十分です。

 

ステップ4:目元・口元は最後に洗う

目元や口元は皮膚が薄く、顔の皮膚のなかでもっとも敏感な部分です。

泡は軽くのせる程度にとどめ、長時間のせたままにしないようにしましょう。

 

ステップ5:ぬるま湯でしっかりすすぐ

顔全体に泡をのせたら、32〜34℃くらいのぬるま湯でしっかり洗い流します。

髪の生え際やフェイスラインはすすぎ残しが多い部分なので、鏡を見ながら丁寧にすすぎましょう。

シャワーを直接顔に当てると肌への刺激となるため、お湯は手ですくって使います。

必要な皮脂まで落ちないように、洗顔は数十秒〜1分程度でスピーディーに終わらせるのが望ましいです。

 

3.4 洗顔後の保湿ケアでニキビを防ぐ

洗顔後の肌をそのまま放置すると、乾燥が進みバリア機能が低下する恐れがあります。洗顔をしたらなるべく早めに化粧水・乳液・クリームをつかって保湿ケアをしましょう。

乳液やクリームでベタベタするのが気になる方は、以下4つのポイントを意識して保湿ケアをしてみてください。

  • 保湿力の高い化粧水を選ぶ
  • 乳液の前に美容液を取り入れる
  • 乳液かクリームどちらか一方だけ使う
  • さらっと伸びのよいクリームを選ぶ

セラミド・ヒアルロン酸・グリセリンなどの保湿成分を配合している化粧水は、保湿力が高く、敏感肌の保湿ケアに向いています。

乾燥が気になる場合は、乳液の前に美容液のステップを追加してもよいでしょう。スキンケア直後のベタつきが気になる方は、乳液かクリームのどちらかは使わなくてよい場合もあります。

また「乳液で終わると乾燥して、クリームを使うとベタベタする……」と悩む方には、FFASのエッセンスクリームのテクスチャーが適しているかもしれません。

FFASのエッセンスクリームには、美容液とクリームの2つの成分が含まれています。オイリー肌の方でも抵抗なく使える、さらっと伸びのよいテクスチャーです。
 

関連製品:JMSC-CM ESSENCE CREAM

3.5 洗顔で避けたいNG習慣

ニキビができると「清潔にしなくては」という思いから、洗浄力が強い洗顔料を使ったり、何度も顔を洗ったりする方がいます。

しかし、以下のような行為は、敏感肌の洗顔時にはなるべく避けたいNG習慣です。
 

NG習慣 肌への影響
洗浄力の強い洗顔料を使う 刺激が強く炎症が起きやすい
1日に何度も顔を洗う・熱いお湯ですすぐ 必要な皮脂まで落ちて肌が乾燥しやすくなり、皮脂の過剰分泌を招いたりする
ゴシゴシ擦って洗う 角質層がダメージを受けて肌のバリア機能が低下する
保湿をしない(少なすぎる) 水分の蒸発を防げず肌が乾燥しやすくなる

これらのようなNG習慣は、いずれも肌の乾燥やバリア機能の低下を招きます。肌が「守らなくては」と皮脂を過剰分泌し、ニキビができやすい肌環境をつくりあげてしまいます。

また「顔がベタつくから、乳液やクリームは使わない」というように、保湿をしない(または少なすぎる)習慣も基本的にはNGです。乳液やクリームなどの油分で蓋をしないと、肌の水分はどうしても蒸発しやすくなります。

肌に水分が足りないと皮脂が過剰に分泌するため、敏感肌の方でも乳液・クリームを使った保湿ケアは必要です。

 

4. 敏感肌でもできる!ニキビを防ぐスキンケアの基本ポイント

敏感肌でもできる!ニキビを防ぐスキンケアの基本ポイント

ここでは、肌に負担をかけずにニキビを防ぐ、敏感肌スキンケアの基本ポイントをご紹介します。
 

4.1 肌にやさしい化粧品の選び方

肌にやさしい化粧品を選ぶポイントは以下のとおりで、洗顔料の選び方とほぼ同じです。

  • 低刺激処方
  • 無香料・無着色
  • 弱酸性(または中性)
  • 保湿成分配合
  • 添加物不使用
  • パッチテスト済み

洗顔料と同様に、化粧品もなるべく刺激が少ないものを選ぶと、ニキビの悪化を防ぎやすくなります。

敏感肌にやさしい保湿成分と、反対に刺激を感じやすい成分は以下のとおりです。
 

項目 具体例
やさしい保湿成分 セラミド、ヒアルロン酸、グリセリン、スクワラン、ナイアシンアミド、グリチルリチン酸2Kなど
刺激を感じやすい成分 合成香料、合成着色料、石油系界面活性剤、紫外線吸収剤(ケミカル)、アルコール(エタノール)、防腐剤(パラベン)、シリコーン、鉱物油など

敏感肌向けの化粧品は、低刺激であることに加え、保湿成分が複数配合されているのが望ましいです。それぞれの成分の保湿作用をサポートできます。

一方で、紫外線吸収剤・アルコール・防腐剤などは人によって刺激を感じる場合があるため、敏感肌の方はなるべく避けた方がよいでしょう。

 

4.2 保湿で肌バリアを守る

敏感肌におけるニキビケアでは「油分のバランスを考慮した保湿」が欠かせません。保湿をすることで肌のバリア機能が整い、ターンオーバーを正常に近づけることで、しつこいニキビの発生・悪化を予防できます。

「保湿をすると肌がベタつく」「自分に合う化粧品がわからない」という方は、低刺激処方のスキンケアラインを試してみるのも一案です。たとえばFFASの「JMSC-CM」シリーズのような、肌にやさしい設計のスキンケア製品もあります。

FFASのプロダクトはさらっとベタつかないテクスチャーのため、脂性肌タイプの敏感肌の方や、テカリが気になる女性・男性でも日常的に使いやすいでしょう。
 

関連製品:JMSC-CM LOTION(ローション)

関連製品:JMSC-CM SERUM(セラム)

関連製品:JMSC-CM ESSENCE CREAM(クリーム)

4.3 洗顔・クレンジングの適切な方法

洗顔とクレンジングの適切な方法は「正しい洗顔ステップ」でご紹介した内容とほぼ同じです。

ただし、クレンジングは泡立つものと泡立たないものがあるため、それぞれの違いを簡単に知っておきましょう。
 

クレンジング剤の種類 特徴
オイル 洗浄力は高いが、保湿力が弱く乾燥しやすい
クリーム 保湿力は高いが、こっくりしたテクスチャーですすぎに時間がかかる
ミルク 保湿力や洗浄力のバランスがよく、幅広い人が使いやすい
バーム 体温でとろけるようなテクスチャーになり、摩擦が起きにくい(すすぎ時間は長め)
ジェル 伸びがよく肌への刺激が少ない。保湿力と洗浄力のバランスも◎
シート 摩擦による刺激が強く、敏感肌には不向き

敏感肌でニキビができやすい方には、洗浄力がマイルドな「ミルクタイプ」や「ジェルタイプ」がおすすめです。どちらも洗浄力と保湿力のバランスに優れているため、メイクを落としながらしっとりと保湿ができます。

クレンジングと洗顔のあとは化粧水で水分を補給し、乳液やクリームなどの油分で肌に蓋をするのも忘れないようにしましょう。
 

関連製品:JMSC-CM CLEANSING(クレンジング)

関連製品:JMSC-CM PERFECT SKIN CARE SET(スキンケアセット)

関連製品:JMSC-CM SERIES TRIAL & TRAVEL KIT(トライアルキット)

避けたいスキンケア習慣

敏感肌の方が避けたいスキンケア習慣には、以下のようなものが挙げられます。  

避けたい習慣 具体例 避けるべき理由
化粧品の使いすぎ 化粧水を何度も重ねづけする、美容液を何種類も使うなど 1度に吸収できる量には限りがあり、多すぎると肌への負担となるため
一気に複数の化粧品を試す 新しい化粧品を1回で複数使う、毎日違う化粧品を試すなど 肌トラブルが起きた際に、どの化粧品が原因かわからなくなるため
強い摩擦・パッティング 化粧水をパチパチ叩き込むようにつける、美容液をゴシゴシ塗り込むなど 肌への刺激となりバリア機能が低下するため

これらのようなNG習慣を避け、正しいスキンケア習慣を身につけることで、ニキビのない健やかな肌へと近づきやすくなります。

化粧水やクリームなどは「パール1粒」「さくらんぼ大」などの使用量の目安を守り、適量だけつけるようにしましょう。

新しい化粧品を試すときは、肌トラブルの原因を特定しやすいよう、1種類を1週間程度使って様子をみるのがおすすめです。

強い摩擦やパッティングはもちろん避け、いつでもやさしいスキンケアを心がけましょう。

 

5. 敏感肌ニキビ対策|今日から変えられる生活習慣のコツ

敏感肌ニキビ対策|今日から変えられる生活習慣のコツ

正しい洗顔・クレンジング・スキンケアでニキビの「外側ケア」ができたら、食事・睡眠・ストレス管理などの「内側ケア」にも目を向けてみましょう。今日からできる生活習慣のコツを5つご紹介します。

 

5.1 食生活の見直しで肌環境を整える

ニキビが気になる時期には、糖質・油・刺激・カフェインの多い食事は控えるようにしましょう。菓子パン・揚げ物・辛いもの・コーヒーなどが当てはまります。 これらを食べすぎると皮脂の分泌が増えたり、肌の炎症を招いたりしてニキビが悪化しやすくなります。 一方で、以下のような「肌のバリア機能をサポートする働きがある栄養素」は、ニキビ対策として積極的に摂るようにするのがおすすめです。
 

栄養素 食品 働き
ビタミンB群 卵、納豆、バナナ、豚肉など 皮脂の分泌をコントロールする
ビタミンC ブロッコリー、パプリカ、いちご、キウイなど 肌の酸化を防ぎ、コラーゲンの生成を助ける
オメガ3脂肪酸 青魚、えごま油、くるみなど 肌の炎症を抑え、バリア機能をサポートする

ビタミンCは体に溜めておけない栄養素のため、毎日こまめに摂取するのがおすすめです。特定の栄養素だけでなく、主食・主菜・副菜のバランスがよい食事を心がけましょう。

 

5.2 睡眠と生活リズムを整える

少ない睡眠時間や質の低い睡眠は、肌トラブルの原因になることがあります。敏感肌のニキビ対策では、毎日7〜8時間程度の質のよい睡眠を取るように心がけましょう

睡眠の質をあげるポイントは以下の6つです。

  • 毎日同じ時間に起きる
  • 朝の光を浴びる
  • 寝る3時間前までに食事を済ませる
  • 寝る2時間前にぬるめのお風呂に入る
  • 寝る1時間前から強い光を避ける
  • 就寝前のカフェイン・アルコールを控える

毎日同じ時間に起きて朝日を浴びることで、体内時計のサイクルが整い、睡眠の質が高まります。

寝る3時間前までに食事を済ませて体温を下げたり、強い光(スマホや蛍光灯など)を避けて睡眠ホルモンの「メラトニン」を分泌させたりする工夫も大切です。

寝る2時間くらい前に40℃くらいのお風呂にゆったりつかると、副交感神経が優位になり、心身の緊張がほぐれてすっと入眠しやすくなるでしょう。

 

5.3 ストレスをためない工夫

ストレスがかかると、アンドロゲン(男性ホルモンの一種)やコルチゾール(ストレスに対抗するホルモン)が活発になり、皮脂が過剰に分泌されます。肌の炎症やニキビの増加が起こりやすいため、日頃からストレスをためない工夫が必要です。

ストレスをためない工夫には、たとえば以下のようなものが挙げられます。

  • 深呼吸をする
  • お風呂に入る
  • アロマを焚く
  • 音楽を聴く
  • ストレッチをする
  • 散歩をする
  • 趣味に没頭する
  • 誰かに話を聞いてもらう

自分にとって心地よい習慣は人によって異なるため、ご自身に合うストレス解消方法を見つけてみましょう。

「絶対にストレスを溜めてはいけない」と気張りすぎず「できればいいな」くらいの気持ちで、完璧を求めすぎないことも大切です。

 

5.4 運動で血流を促し肌を健やかに

適度に運動をして血流が促されると、肌に必要な栄養素が体の隅々まで届きやすくなります。汗をかくと老廃物が排出され、肌のターンオーバーが正常に整いやすくなるメリットもあります。

「運動」というとハードルが高そうですが、自宅でできる簡単なストレッチやヨガでも構いません。外に出る余裕があれば、ウォーキングや軽いジョギングを取り入れてもよいでしょう。

汗をかいたら清潔なタオルで拭き取り、雑菌の繁殖を防ぐのもポイントです。ご自身が続けられる運動を1回20〜30分、週に2〜3回くらいを目安に始めてみてください。

 

5.5 敏感肌に負担をかけない日常習慣

食事・睡眠・ストレス管理のほかに、敏感肌に負担をかけない以下のような日常習慣も心がけましょう。

  • 顔を触らない
  • 髪を顔にかけない
  • 枕カバーをこまめに洗う
  • 紫外線対策をする
  • こまめに水分補給する

ニキビができたときは、とにかく「触らない」ことが大切です。手で触るのはもちろん、髪が顔にかかるのも肌への刺激となるため、基本的には避けたほうがよいでしょう。

枕カバーやシーツなどの寝具をこまめに洗い、肌に雑菌をつけないようにする工夫も必要です。ニキビができているときは、できれば週2〜3回(少なくとも週1回)洗濯をして、寝具を清潔に保ちましょう。

紫外線吸収剤不使用(ケミカルフリー)の肌にやさしい日焼け止めで紫外線対策をしたり、こまめな水分補給で体の中からうるおいを保ったりする習慣も、ニキビ対策に役立ちます。

 

6. 敏感肌でも安心!ニキビを治すためのおすすめ治療法

セルフケアだけでどうしても改善しきれないときは、ニキビを治療する選択肢も視野に入れてみましょう。ここでは、敏感肌の方でも取り組みやすいおすすめの治療法をいくつかご紹介します。

 

6.1 市販でできる敏感肌向けニキビケア

敏感肌の方が市販でできるニキビケアには、以下のようなものがあります。

製品タイプ 方法 特徴
塗り薬・クリーム ニキビにピンポイントで塗る 抗炎症成分や殺菌成分などが配合されている。炎症を抑えながらアクネ菌を殺菌する
シール ニキビに直接貼る 摩擦や紫外線などの外部刺激から守る。成分配合タイプや、膿を吸収するタイプなどがある
化粧水・乳液・美容液 日々のスキンケアとして使う ニキビ予防に特化したスキンケア商品。炎症を抑える「グリチルリチン酸2K」や「アラントイン」などの成分が配合されていることが多い
飲み薬 用法・用量を守って飲む ニキビの改善をサポートする成分(ビタミン類など)が含まれている。患部に触れずにニキビ対策ができる

市販の塗り薬や化粧水などでニキビケアをする際は、1度パッチテストをしてから顔全体に使うようにしましょう。

腕の内側のような目立たない部分に塗って、24時間たっても赤みやかゆみが出なければ、肌に合っている製品だと判断できます

初めての市販品を気軽に試したい方は、FFASの「トライアル&トラベルキット」のような、数日間の使い切りタイプを探してみるのもおすすめです。

 

6.2 皮膚科で受けられる治療法

セルフケアを徹底してもニキビの改善がみられない(または悪化している)場合は、皮膚科を受診することも検討しましょう。

皮膚科で受けられる治療方法には以下のようなものがあります
 

治療方法 詳細
塗り薬の処方 毛穴詰まりを防ぐ「過酸化ベンゾイル」や「アダパレン」などの塗り薬が処方される
飲み薬の処方 症状に応じて、抗生剤、抗菌薬、ビタミン剤、漢方薬などが処方される
注射治療 炎症がひどい場合は、ステロイドの局所注射をおこなうことがある
除去治療 専用の器具で毛穴に詰まった皮脂・角質をとり除く

塗り薬や飲み薬は保険適用で治療できるケースも多いので、以下のような症状がある場合は無理せず皮膚科を受診しましょう。

  • セルフケアを2〜3週間続けても改善がみられない
  • ニキビが広範囲に広がっている
  • 炎症がひどく、痛みをともなう
  • 同じ場所に繰り返しニキビができる

いずれの治療方法でも、医師の指示通りに取り組むことが大切です。

 

6.3 敏感肌でも注意したい治療のポイント

敏感肌の方が皮膚科でニキビ治療を受ける場合は、以下4つのポイントに注意してください。

  • 2〜3か月は継続する
  • 違和感があれば中止する
  • しっかり保湿する
  • 紫外線対策を徹底する

敏感肌のニキビ治療は、一般的に2〜3か月の継続が必要とされています。肌のターンオーバーには少なくとも30日前後の時間がかかるため、ニキビの種類や個人の体質などによるものの、治療は複数回におよぶケースが多いです。

ただし、肌に赤みやヒリヒリなどの違和感がある場合は、直ちに使用を中止し医師に相談してください。治療薬の副作用で、肌に炎症を起こしている可能性があります。

スムーズに治療を進めるためには、日頃からしっかり保湿ケアをしたり、日焼け止め・防止・マスクなどで紫外線対策をしたりすることが欠かせません。

エタノール(アルコール)のような刺激の強い成分は避け、なるべく肌にやさしい処方の化粧品・日焼け止めを選んでみてください。

 

6.4 症状に合わせた治療の選び方

ニキビには、症状が軽い順に白ニキビ・赤ニキビ・黄ニキビなどの段階があり、それぞれに合った治療法が以下のように異なります。

ニキビの段階 状態 適した治療法
白ニキビ 毛穴に皮脂が詰まっている 丁寧な洗顔や保湿などのセルフケア
黒ニキビ 詰まった皮脂が酸化して、黒く変色している 毛穴詰まりを解消する製品を用いたセルフケア(※スクラブは肌を傷つけるためNG)
赤ニキビ アクネ菌が増殖し、炎症を起こしている 抗炎症成分や殺菌成分がある塗り薬
黄ニキビ 炎症が進み膿が溜まっている 抗菌・殺菌作用のある塗り薬と飲み薬の組み合わせ

白ニキビや黒ニキビなどの初期段階では、丁寧な洗顔や保湿などのセルフケアで治療できることがあります。

毛穴に詰まった皮脂を浮かし取るイメージで、ゴシゴシ擦るのではなく、いつも以上に丁寧に洗顔やスキンケアに取り組んでみましょう。

赤ニキビや黄ニキビといった中期〜後期段階では、塗り薬や飲み薬をつかった治療が適しています。

敏感肌の治療経験が豊富な医師がいる病院を選び、ご自身が敏感肌であることを伝えたうえで、症状に適したやさしい治療を提案してもらいましょう。

 

7. 迷ったらこれ!FFASの毎日使えるスキンケアセット

FFASのスキンケアセットは、肌に余計なものを入れず、必要な成分のみがぎゅっと詰まっています。ニキビができているときの刺激になりやすい、紫外線吸収剤・エタノール・パラベンなどの成分は含まれていません。

一方で、セラミドやグリセリンなどの“基本の保湿成分”と一緒に、ヒト幹細胞培養上清液のような“先進的な保湿成分”を贅沢に配合。低刺激なのに保湿力が高い化粧水・美容液・クリームが揃っており、敏感肌をやさしくサポートします。

「いきなり本製品を買うのは不安……」という方には、約7日間で肌との相性を見極められるトライアルセットが適しています。肌の状態に合わせて、ご自身の肌に最適な日常ケアを取り入れてみましょう。

 

関連製品:JMSC-CM PERFECT SKIN CARE SET(スキンケアセット)

関連製品:JMSC-CM JMSC-CM SERIES TRIAL & TRAVEL KIT(トライアルキット)